忍者ブログ
文章用 香月が適当に思いついた文章とか文字とか言葉とか。 二次創作も混ざります。
[10] [9] [8] [7] [6] [5]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「驚いたな」

振り返ったところにちょうど居た。

「なにか、ありましたか?」

白いTシャツにジーンズという、いつもと変わらない猫背の男は、瞬きもしないまま、大きな黒い目を向ける。

「会いたいと、思ったんだ」

夜神月は、そういって華やかに笑った。
茶色の髪が、風に揺れる。

「私・・・に?」

感情の読めない表情で、竜崎は自分を指差した。

「うん。別に意味なんてないけど、居たらいいなって思ったら、居た」
「・・・私は、喜ぶべきところですか?」
「・・・まかせるよ」

目を伏せて、それから、空を見あげた。
雲ひとつない、青空が広がる。

「私は、いつも思ってます」
「なにを?」
「夜神くんが、居たらいいと」

夜神月は、少し驚いたように目を見開いて、それから、少し照れたように顔をそらした。

「・・・ありがとう」

ぼそぼそと、答えた声は、風にかき消されたが、竜崎の耳には届いていた。
彼の、素直さこそが、不自然だと、竜崎は思いたくなくて、聞こえないふりをした。





なんだ・・・ろ。
まあ、いつもの。

たまに出現中(笑)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
最新コメント
最新記事
(09/28)
(09/01)
(07/09)
(06/11)
(05/28)
プロフィール
HN:
香月
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(05/23)
(05/24)
(05/25)
(05/25)
(05/26)
忍者ブログ [PR]
COPYRIGHT © "落書" ALL RIGHTS RESERVED.