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文章用 香月が適当に思いついた文章とか文字とか言葉とか。 二次創作も混ざります。
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そんなこともあるんだ?
驚いたのは、それだけじゃなくて。
そこに居たこと。


「ほら、見て!」

窓の外を指差して、叫ぶ。
薄い水色の空にかかる七色の虹。
すでに消えかかって、かすかにしか見えない。

「ね!見えた?」



帰り道、曇り空の向こうに見つけて、走った。
家に帰ってもいるとは限らなかったのに。

だけど、居た。
ちょうど、出かけていたのか、玄関をあけたら、そこに居た。

家の陰に隠れて、見えなくなっていたから。
家の中で一番大きな窓の前まで、引きずるように手を引いた。

「ね!」

窓を開けると、涼しい風が正面から吹き付ける。
前髪が全開になって、テーブルの上の書類が部屋中に舞い散った。

ぼくの隣りに並んだ寧斗は、まぶしそうに目を細めて、そうだな、と短く一言だけ言った。

「見えてる?」
「見えてるさ」

虹は、雲から完全に姿を現した太陽の光にかき消されてしまった。

よかった。
一緒に見られた。

ぼくは、嬉しくて笑った。
寧斗が、そんなぼくの頭を優しく撫でてくれたから、もっと嬉しくなった。




終わり

適当に。

オリジナルはキャラさえ出来れば、嫌いじゃない。

虹は、見つけると感動します。
何度見ても、嬉しい。

特別な感じがする。
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