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  <title>落書</title>
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  <description>文章用
香月が適当に思いついた文章とか文字とか言葉とか。
二次創作も混ざります。</description>
  <lastBuildDate>Thu, 28 Sep 2006 14:39:42 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>青空と空耳</title>
    <description>
    <![CDATA[「驚いたな」<br />
<br />
振り返ったところにちょうど居た。<br />
<br />
「なにか、ありましたか？」<br />
<br />
白いＴシャツにジーンズという、いつもと変わらない猫背の男は、瞬きもしないまま、大きな黒い目を向ける。<br />
<br />
「会いたいと、思ったんだ」<br />
<br />
夜神月は、そういって華やかに笑った。<br />
茶色の髪が、風に揺れる。<br />
<br />
「私・・・に？」<br />
<br />
感情の読めない表情で、竜崎は自分を指差した。<br />
<br />
「うん。別に意味なんてないけど、居たらいいなって思ったら、居た」<br />
「・・・私は、喜ぶべきところですか？」<br />
「・・・まかせるよ」<br />
<br />
目を伏せて、それから、空を見あげた。<br />
雲ひとつない、青空が広がる。<br />
<br />
「私は、いつも思ってます」<br />
「なにを？」<br />
「夜神くんが、居たらいいと」<br />
<br />
夜神月は、少し驚いたように目を見開いて、それから、少し照れたように顔をそらした。<br />
<br />
「・・・ありがとう」<br />
<br />
ぼそぼそと、答えた声は、風にかき消されたが、竜崎の耳には届いていた。<br />
彼の、素直さこそが、不自然だと、竜崎は思いたくなくて、聞こえないふりをした。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
終<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%A8%E7%A9%BA%E8%80%B3" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Thu, 28 Sep 2006 14:39:42 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>裸祭りに便乗</title>
    <description>
    <![CDATA[ベッドに座った夜神月がまっすぐにＬを見つめていた。<br />
そして、ゆっくりと視線を足元に落とすと両手を膝の上におく。<br />
Ｌは月に近づいて、ゆっくりとボタンをはずしていく。<br />
沈黙とほの暗い明かりの中で、黙々と、まるで何かの儀式のように。<br />
Ｌはその長い指先で、白いシャツの白いボタンをひとつずつはずしていく。<br />
すっと伸びた首筋から、鎖骨が覗く。<br />
そして、薄くも厚くも無い、胸板。<br />
最後のボタンがはずされると、色白い肌があらわになった。<br />
傷ひとつ無い、滑らかな肌。<br />
「きれいですね」<br />
そう、一言。<br />
長い長い沈黙の後に、呟いて、触れる。<br />
呼吸するごとに小さく振動する胸を撫でると、びくりと震えた。<br />
「じれったいよ、竜崎」<br />
少し、呆れたような。<br />
熱い吐息と共に吐き出された声。<br />
「せっかちですね」<br />
ふ、と、口元を緩ませて、Ｌは月をベッドに押し倒した。<br />
「僕ばかりで、ずるい」<br />
不満を宿した視線がＬを捉えると、なんのことかすぐに思い当たる。<br />
「では、月くんが脱がしてください」<br />
月の上にのったまま、表情を変えずに言うと、一瞬月が眉根を寄せたが、文句は来なかった。<br />
Ｌの腰に両手を伸ばした月がＴシャツのすそを掴み、そのまま持ち上げた。<br />
Ｌは腕を前に出し、Ｔシャツを脱いだ。<br />
やはり、色の白い肌が暗がりに浮かぶ。<br />
細く、湶骨の浮かんだ身体は、お世辞にもたくましいとは言いがたく、月の笑いを誘った。<br />
「なにか、おかしいですか？」<br />
「甘いものをあれだけ食べているのに、脂肪が無いなんて、よほど偏った食生活をしているんだな」<br />
「そうですね」<br />
「早死にするよ」<br />
「病死は避けたいですね」<br />
「栄養失調か糖尿病だろ、まちがいなく」<br />
「そんな風に死ぬくらいなら、月くんが殺してください」<br />
濃茶色の揺れる瞳を捉えて、そのまま口付けをする。<br />
「殺人者になんてなりたくないよ」<br />
微笑んだ口元が、告げる、嘘。<br />
「それでも月くんは私を殺したい」<br />
まっすぐに見つめてくる双眸からは、何一つ見えない感情。<br />
揺らして。<br />
突き刺して。<br />
そして、見せて。<br />
（私が知りたいのは夜神月の心だ）<br />
「・・・。そんなこと、思ってない」<br />
淡々と、けれど少し怒りを含んだ口調で、睨まれる。<br />
けれど、ほしい答えはそこには無かった。<br />
布一枚をはいだとしても、何もない。<br />
「残念です」<br />
Ｌはその首筋に口唇を落とした。<br />
（なにもかも。全てを脱いで、裸になったあなたがみたい）<br />
熱い吐息が、薄闇に解けて消えた。<br />
<br />
<br />
終わり<br />
<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E8%A3%B8%E7%A5%AD%E3%82%8A%E3%81%AB%E4%BE%BF%E4%B9%97" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Fri, 01 Sep 2006 12:19:40 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>陰影</title>
    <description>
    <![CDATA[「好きです」<br />
何度も繰り返す言葉。<br />
「好きです」<br />
何度も届かない言葉。<br />
「好きです」<br />
ずっと、そこに在る言葉。<br />
「好きなんです」<br />
前を見て、目を見て、顔を見て、そして。<br />
口付けをして。<br />
「好きだと、言っているのです」<br />
心が、身体が、全てが。<br />
届きますか？<br />
届いていますか？<br />
私は、ここに居るのです。<br />
<br />
「好きだよ」<br />
声は出さずに。<br />
「好きだよ」<br />
本当は誰よりも。<br />
「好きだよ」<br />
本当は何よりも。<br />
そこに居て欲しい。<br />
そばに居て欲しい。<br />
キスをして欲しい。<br />
届かない、言葉。<br />
届かない、気持ち。<br />
届かない、声。<br />
「好きだよって、言ったんだ」<br />
心が、身体が、全てが。<br />
目を見て、心を見て、全てを見て。<br />
僕を、探して。<br />
<br />
「ここに居るのにいつも遠くに感じます」<br />
竜崎が、そう言って、月を抱きしめた。<br />
「そんなことないのに」<br />
月は、そんな竜崎を抱きしめ返した。<br />
お互いの体温が、重なり合って、ほっとする。<br />
約束をすることが出来ないから。<br />
<br />
黙って、抱き合って、キスをする。<br />
<br />
本当は。<br />
<br />
いつまでもずっと側に。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
終わり<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E9%99%B0%E5%BD%B1" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Sun, 09 Jul 2006 10:49:23 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>からっぽ</title>
    <description>
    <![CDATA[触れたら消える夢を見た。<br />
<br />
花壇のチューリップ。<br />
道端のたんぽぽ。<br />
垣根のさつき。<br />
曲がり角のあやめ。<br />
庭先のマーガレット。<br />
<br />
初夏に向けて、咲き誇る花々。<br />
触れただけで、消えていく。<br />
<br />
跡形もなく。<br />
<br />
「どうして？」<br />
<br />
何もかも消えてなくなった空間に一人立ちつくす。<br />
<br />
「枯れるわけではないのですから、いいじゃないですか」<br />
<br />
どこからともなく現れたＬの声に振り返る。<br />
急に足元がさらさらと崩れていくように感じて、月は震えた。<br />
<br />
「同じことだよ。目の前からなくなるのなら」<br />
<br />
２メートルほど離れた先にＬは立っている。<br />
触れられず、けれど目を離せず。<br />
<br />
「では、消すのではなく、残せばいいじゃないですか」<br />
<br />
簡単に。<br />
ジーンズのポケットに両手を突っ込んで、ちょっと猫背のまま、Ｌは言う。<br />
<br />
「どうやって・・・」<br />
<br />
近づくことも手を伸ばすこともできないまま、月は姿勢を正した。<br />
<br />
「それを考えるのが、月くんの仕事です」<br />
<br />
かかとをつぶしたデッキシューズをつま先に引っ掛けて、Ｌがずるずると足音を立てて消えていく。<br />
月に背を向けて。<br />
<br />
引き止めることも、声をかけることもできずに、月は天を仰いだ。<br />
なにもない、部屋の真ん中で、月は自分が何も残していないことを思い知る。<br />
<br />
「なにを、残せと・・・言うんだ」<br />
<br />
月には月自身しか残っていなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
終<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%BD" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Sat, 10 Jun 2006 16:14:23 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>嘘と本音</title>
    <description>
    <![CDATA[「好きだよ」<br />
<br />
耳に届いた言葉が信じられなくて、Ｌは顔を上げた。<br />
目の前で、月が微笑んでいる。<br />
いつものように。<br />
いつもどおりに。<br />
感情を隠した、微笑みの向こうに、月の本音は隠されていない。<br />
<br />
「何を・・・ですか？」<br />
<br />
動揺したことを悟られないように、Ｌは月の目を見た。<br />
<br />
「誰を、とは言わないんだな」<br />
<br />
頬杖をついたまま、月がＬの視線を真正面から受け止めて、瞬きをする。<br />
<br />
「どちらでも」<br />
<br />
月の好意が何処に向けられているのか、誰に与えられているのか、それを聞きだしたとしても、本当の事ではないのだ。<br />
巧妙に隠されすぎる。<br />
<br />
「僕がいまここで、竜崎が好きだといったところで、信じてはもらえないわけだ」<br />
「・・・」<br />
<br />
予測していなかった答えが戻ってきた瞬間、思考が停止することがある。<br />
月の返答に対して、Ｌができたことは、目を大きく見開くことだけだった。<br />
<br />
「嘘だと思ってる？」<br />
<br />
表情を変えずに月が言う。<br />
Ｌの反応を面白がっているようにも見えた。<br />
<br />
「月くんが本当の事を言うとは思えません」<br />
<br />
Ｌはテーブルの上のショートケーキを一口、口に運ぶ。<br />
月の視線から逃れる理由が欲しかっただけなのかもしれない。<br />
<br />
「そうかな？」<br />
<br />
月もそれに倣うように、頬杖をとき、ティーカップに入った紅茶をのんだ。<br />
それでも、微笑みは消えなかった。<br />
<br />
「でも、信じて欲しかったわけじゃないから」<br />
<br />
開いた窓から風が吹き込み、白いレースのカーテンを揺らした。<br />
<br />
「では、何故？」<br />
<br />
思いつきで言うような言葉ではないはずだった。<br />
<br />
「ちょっと、言いたくなったんだよ。忘れてくれていい」<br />
<br />
空になったティーカップをテーブルに置き、月が席を立つ。<br />
その姿を見上げるＬと目を合わせ、微笑む。<br />
<br />
「本当に？」<br />
<br />
念を押すように確認すると、とうとう、笑い声が漏れる。<br />
<br />
「疑い始めるときりがないな」<br />
<br />
さほど気にすることも無く、傍らの上着と本を手にして月がその場を去っていく。<br />
引き止めることもせずに、Ｌは見送った。<br />
<br />
「信じるわけにはいきませんから」<br />
<br />
ぽつり、と呟いた。<br />
例え、それが気まぐれな本音だったとしても。<br />
<br />
例え、それで心が揺さぶられたとしても。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
終わり<br />
<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E5%98%98%E3%81%A8%E6%9C%AC%E9%9F%B3" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Sun, 28 May 2006 12:56:46 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>朝</title>
    <description>
    <![CDATA[朝食は、一日を左右するという。<br />
食べることを習慣付けられると、食べないと集中力が半減してしまうほど影響があるそうだ。<br />
<br />
朝食を食べて居なかった頃はどんな風に午前中を過ごしていたか、覚えていなかったが、そんな時期もあったのは、確かだ。<br />
今では、信じられないけれど。<br />
<br />
「パンとご飯どっち？」<br />
<br />
朝食の仕度をする前に、エプロンをつけながら、問いかけてくる。<br />
あいさつがわりの、毎朝の日課。<br />
<br />
「ごはん・・・。昨日、炊飯器にセットしてただろ？」<br />
「パンでもいいじゃん。朝に食べなくてもいいでしょ？」<br />
<br />
玉子は必ず二つ希望する。<br />
目玉焼きは必ず硬めで。<br />
<br />
「それもそうだな」<br />
<br />
テーブルに座って、新聞を広げる。<br />
キッチンから届くじゅうじゅうぱちぱちと油のはねる音。<br />
<br />
「はい」<br />
<br />
邪魔にならないように置かれたコーヒーカップには、入れたてのコーヒー。<br />
朝一番のコーヒーは、砂糖抜きでは許されないことが、許せなかったが、怒ることでもないので、黙認しておく。<br />
<br />
（身体に悪いんだって）<br />
<br />
何のテレビ番組を見たのか、必死で訴えてきた目に逆らえなかったとも言う。<br />
<br />
「ありがとう」<br />
<br />
ちょうど良い濃さのコーヒーに、かすかな甘み。<br />
さすがにこの味にも慣れてきたか。<br />
<br />
「今日の予定は？」<br />
<br />
味噌汁のおいしそうな香りが、漂ってくる。<br />
白いご飯には、味噌汁が重要だと、思う。<br />
<br />
「なにもなければ、午後６時帰宅」<br />
「ぼく、ちょっと遅くなるかも」<br />
「なら、夕飯は俺が作ろうか｣<br />
「ほんと？じゃあ、がんばって早く帰ってくる」<br />
「遊んでくればいいだろ？夕飯は逃げないし」<br />
「ちがうの。ぼくが、寧斗と寧斗の作った晩ご飯をできたてでたべたいの」<br />
「じゃあ、がんばれ」<br />
「うん、がんばる」<br />
<br />
何をとは、改めて聞く必要は無い。<br />
本人のやる気を尊重するのが、一番である。<br />
<br />
「はい。できました！」<br />
<br />
その言葉を合図に新聞を片付ける。<br />
<br />
テーブルに並んだ白い皿の上に、目玉焼きと焼いたソーセージとレタスとプチトマト。<br />
白ご飯にわかめと豆腐の味噌汁。<br />
<br />
充分な朝ごはん。<br />
<br />
向かいの席に翔流が座るのを確認して、手を合わせた。<br />
<br />
「いただきます」<br />
<br />
朝は、いつもこんな風な温かい朝食に始まる。<br />
一日を決める大事な時間だった。<br />
<br />
<br />
<br />
終わり<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E6%9C%9D" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>創作</category>
    <link>http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E6%9C%9D</link>
    <pubDate>Fri, 26 May 2006 12:19:44 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>空にかかる</title>
    <description>
    <![CDATA[そんなこともあるんだ？<br />
驚いたのは、それだけじゃなくて。<br />
そこに居たこと。<br />
<br />
<br />
「ほら、見て！」<br />
<br />
窓の外を指差して、叫ぶ。<br />
薄い水色の空にかかる七色の虹。<br />
すでに消えかかって、かすかにしか見えない。<br />
<br />
「ね！見えた？」<br />
<br />
<br />
<br />
帰り道、曇り空の向こうに見つけて、走った。<br />
家に帰ってもいるとは限らなかったのに。<br />
<br />
だけど、居た。<br />
ちょうど、出かけていたのか、玄関をあけたら、そこに居た。<br />
<br />
家の陰に隠れて、見えなくなっていたから。<br />
家の中で一番大きな窓の前まで、引きずるように手を引いた。<br />
<br />
「ね！」<br />
<br />
窓を開けると、涼しい風が正面から吹き付ける。<br />
前髪が全開になって、テーブルの上の書類が部屋中に舞い散った。<br />
<br />
ぼくの隣りに並んだ寧斗は、まぶしそうに目を細めて、そうだな、と短く一言だけ言った。<br />
<br />
「見えてる？」<br />
「見えてるさ」<br />
<br />
虹は、雲から完全に姿を現した太陽の光にかき消されてしまった。<br />
<br />
よかった。<br />
一緒に見られた。<br />
<br />
ぼくは、嬉しくて笑った。<br />
寧斗が、そんなぼくの頭を優しく撫でてくれたから、もっと嬉しくなった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
終わり<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E7%A9%BA%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>創作</category>
    <link>http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E7%A9%BA%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B</link>
    <pubDate>Thu, 25 May 2006 10:25:26 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">moonorlight.blog.shinobi.jp://entry/4</guid>
  </item>
    <item>
    <title>１</title>
    <description>
    <![CDATA[溢れ出る思考の洪水に飲まれて、そのまま意識が混濁する。混濁した意識の中で、純粋な気持ちだけを持つものに出会う。『生きたい』。それは、本来の自分であり、生まれ持つ何よりも初めの部分だ。だから、生まれる。いつか遠くない未来にその自分であるための大事な箇所をずたずたに引き裂かれて、そのまま粉々に打ち砕かれるかもしれないが、まだ見えもしない先の事に怯えている訳にも行かない。なぜなら、常に後には戻れないし、零れた砂は元には戻せないし、あるのは、前方に続く道だけだからだ。その道を外れても、立ち止まっても、座り込んでも、自分の背中には過去という記憶のみだけが残されて、触れることさえ出来なくなっているのだ。生きている限りは前に進まなければならない。それは、生まれたときから決められた唯一の定めである。ほかは何もない。方法も意思も思想も性格も自分も。何もない。それは、全て、生まれた後で決まったり、決められたり、決めたりするものである。もちろん、生まれた環境によって、自らの意思ではどうにも出来なかったりすることがあるかもしれない。けれど、最初から決められているのは、前に進むことのみである。後ろは、無い。だからこそ、考え、思い、感じ、動き、決めるのだ。全ての生き物に共通する事柄。生まれたからには。生を与えられたからには。前に。先に。未来に。自分の意思で、進め。<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%82%99%E5%BF%98%E9%8C%B2/%EF%BC%91" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>備忘録</category>
    <link>http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%82%99%E5%BF%98%E9%8C%B2/%EF%BC%91</link>
    <pubDate>Wed, 24 May 2006 15:23:03 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>日々</title>
    <description>
    <![CDATA[寝る。<br />
起きる。<br />
食べる。<br />
働く。<br />
<br />
毎日、繰り返される。<br />
<br />
どうやって、毎日に変化をつければいいのか、考える。<br />
<br />
「あ、ほら、そこにあるじゃん」<br />
<br />
座りごごちのいい２人がけのソファに陣取ってテレビを見ていたら、背中越しに翔流（かける）の声がした。<br />
<br />
「どこ？」<br />
<br />
面倒だったので、テレビに向かったまま適当に相槌を打つ。<br />
<br />
「ほら、そこだって。ソファのひじ掛けにのっけてる寧斗（やすと）の足の先」<br />
「なんだよ、その具体的な表現は」<br />
「わかりやすいかと思って」<br />
<br />
言われた俺の足の先には、もちろん何もない。<br />
あるわけが無いのだ。<br />
上を向いた足の先イコール空中ということなのだから。<br />
<br />
「で、なにが、あるって？」<br />
「もう見つけたから、どうでもいい」<br />
<br />
ふぅ、と息を吐いて、テレビを消して、振り返ると翔流の満面な笑顔と目が合った。<br />
<br />
「なにがしたいって？」<br />
「一緒にいたい」<br />
<br />
仕方なく、ひじ掛けから足をはずして、ソファに座りなおした。<br />
<br />
「座れば？」<br />
「ありがと」<br />
<br />
ソファの裏側から、背もたれをまたいで、強引に隣りに移動してくる。<br />
<br />
「つまんない？」<br />
<br />
こつん、と肩に頭をのせてきた翔流に聞かれた。<br />
<br />
「なにが？」<br />
<br />
わからないふりをして、ぽんぽんとその茶色で柔らかな髪を撫でる。<br />
<br />
「毎日」<br />
<br />
言っても無いのに、すでにばれているのは、いつものことだとはいえ、そんなに自分が考えていることが顔にでているのだろうかと、少し不安に思わずにはいられない。<br />
<br />
「そうでもないさ」<br />
<br />
変化の無い毎日。<br />
そんなことはない。<br />
<br />
寝るにしても、時間は違う。<br />
起きるにしても、見た夢が違う。<br />
食べるにしても、食べるものが違う。<br />
働くにしても、毎日同じことなどひとつも無い。<br />
<br />
繰り返しても。<br />
同じ日は一度も無い。<br />
<br />
「毎日、違うことばかりだ」<br />
「そう？」<br />
<br />
ならよかった、と。<br />
笑って俺からリモコンを奪い取ると、テレビをつけた。<br />
<br />
「それに、翔流が、いるし」<br />
「ぼく？」<br />
「そう。飽きなくていい」<br />
<br />
ふ、と、今朝のことを思い出して、笑う。<br />
<br />
「ぼくだって！寧斗がいれば飽きないよ」<br />
<br />
張り合うように背筋を伸ばした姿が、さらに笑いを誘った。<br />
<br />
くりかえされる毎日に変化をつければいいのか、考える。<br />
結局、変化をつけるのではなく、変化するのだと、思う。<br />
<br />
正解はないが、それでいいのだと。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
終わり<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E6%97%A5%E3%80%85" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>創作</category>
    <link>http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E5%89%B5%E4%BD%9C/%E6%97%A5%E3%80%85</link>
    <pubDate>Wed, 24 May 2006 09:56:58 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>幻影</title>
    <description>
    <![CDATA[遠くを見通す視線の先に現れるのは、いつも同じ。<br />
<br />
どうしてここにいるんだ？<br />
<br />
何度問いかけてもその答えは返ってはこない。<br />
<br />
もういないじゃないか。<br />
もういないんだ。<br />
<br />
手は伸ばさない。<br />
そんな資格は無い。<br />
駆け寄らない。<br />
そんな資格は無い。<br />
抱きしめない。<br />
出来るわけが無い。<br />
<br />
ずっと、抱いていた殺意。<br />
手を下したのは自分ではないにしろ、そう仕向けたのは紛れも無い、自分だ。<br />
<br />
それが、必要だった。<br />
<br />
邪魔をされるわけにはいかなかった。<br />
<br />
僕には僕が求める、理想があった。<br />
目指すものがあった。<br />
<br />
邪魔をされるわけにはいかなかった。<br />
<br />
最初から、邪魔だったのは、Ｌだけだった。<br />
<br />
だから、いくら目の前に現れようとも、僕は何も出来ない。<br />
むしろ、逃げ出したいほどに、いたたまれない。<br />
<br />
触れられない。<br />
（触れたい）<br />
近寄れない。<br />
（近寄りたい）<br />
抱きしめたい。<br />
（抱きしめられたい）<br />
<br />
せめぎあう、二つの心が引き裂かれていく。<br />
<br />
目の前に立つ、いるはずの無い人影。<br />
<br />
「月くん」<br />
<br />
淡々と、感情の無い声で呼ばれて、全身が凍りつくようなほど体温が落ちていく。<br />
<br />
呼ぶな。<br />
<br />
と、叫びたかった。<br />
<br />
「後悔をしていますか？」<br />
<br />
揺らぐ、幻。<br />
見せているのは、自分自身。<br />
<br />
「後悔なんか、してないよ」<br />
<br />
そうだ。<br />
必要だった。<br />
<br />
必要だった。<br />
<br />
目指す世界のために。<br />
目指す目的のために。<br />
<br />
必要、だった。<br />
<br />
「だから、もう、消えていい」<br />
<br />
僕は、後悔していない。<br />
もう、二度と振り返らない。<br />
<br />
幻は、もうみない。<br />
<br />
<br />
終<br /><a href="http://moonorlight.blog.shinobi.jp/%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AE%E3%80%80%EF%BD%8C%E6%9C%88/%E5%B9%BB%E5%BD%B1" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ですの　Ｌ月</category>
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    <pubDate>Tue, 23 May 2006 14:59:59 GMT</pubDate>
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  </item>

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